2007年12月アーカイブ

やりがい

| コメント(2) | トラックバック(0)

ある場面で、「今の仕事のやりがいは何ですか」と唐突に聞かれて、答えを考えてしまった。続けて「例えば自分で実装した機能がお客に売れていくらいくら入ったとき、とか」とヒントを出されて、答えに詰まった原因がわかった。

このブログでも何度か書いたが、昔はある種のテクノロジーを技術者に伝えるという仕事をしていた。伝えるためにそれを利用するコードを書いてはいたが、当時はコードを書くのが仕事というわけではなかった。コードは伝えるための手段で、目的ではなかった。

答えに詰まってしまった原因は、最初「やりがい?コードを書けるからに決まってんだろ。他になんかあるのか?」と思ってしまったからだった。そして、「いや待て、それは求められている答えじゃない」と考え直していたのだった。

結局、「いやー、手段が目的になっちゃって。コード書くのが好きなんでそれがやりがいなんですよね。売り上げとかどうでもいいっす。よく知らないし。」とか答えて、「それわかります」とわかってない顔で応対された。

最近になっても、たまに人に「もう話しないんですか」とか「本書かないの?」とか聞かれることがあるんだけど、かつてその姿に憧れて、すこし前まで本当に好きでやっていたのがウソのように、今はそういう気にはまったくならない。毎日書いているコードで十分表現できているから、それ以上表現する気にならないんだよね、とかかっこつけて同僚に話してみたが、本当にそうなのかは自分でもよくわかっていない。

ただ、これだけは確かなようだ。今携わっている仕事は、「コードを書くこと自体が好き」、「書いたコードをたくさんの人に使ってもらえてうれしい」、「どんなコードを書くかは自分の腕に任されている」、という個人的な幸せに加えて、「その道の達人中の達人が身近にいていくらでも助言してもらえる」、「お互いに尊敬しあっているチームが個人を維持しながら集団として一つの製品を作り上げる」というチームワークの楽しさも絶妙な配合で合わせ持っている。

Movable Type 4というある分野で最強のソフトウェア製品の開発に一から携わることができる上に、自分の趣味のような機能をドサクサにまぎれてその中に入れ込んでしまうことができるような自由度。しかも自分の趣味かと思っていたらちゃんと実用的な用途を思いついてくれるユーザーがちゃんと存在する。こんな仕事にたまたまめぐりあえて、幸運としか言いようがないと思う。

We are hiring.

トレンディな日

| コメント(1) | トラックバック(0)
mtwp.png

このアーカイブについて

このページには、2007年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2007年11月です。

次のアーカイブは2008年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。